三笠市・桂沢湖の傍らを走り、芦別市に抜ける国道452号。その道沿いでは、芦別の名勝「三段滝(さんだんたき)」を間近で観ることができます。
三段滝は、落差が大きく三段に見えることからこの名が付けられました。しかし、実際は幾重にもたい積した砂岩層が階段状に折り重なっており、その上を縫うように川が流れています。水量は季節や天候で大きく変わり、少ないときは岩盤のキメ細かな美しさを、多いときは見ごたえたっぷりの豪快な滝の流れを楽しめます。豪快な音を立てて流れ落ちる滝本来の迫力を求めるならば、春先、雪解けの時季がいいでしょう。
三段滝のある場所は、芦別市街、富良野市、三笠市のどこから来ても、ドライブ中の休憩にちょうどいい距離にあるため、ドライバーの憩いの場として親しまれています。駐車場から遊歩道を下りると、わずか数分で高さ10m、幅70mの壮大な滝が出現します。水しぶきがかかるほどの近さで、ダイナミックな光景が体感できます。遊歩道の距離は短いですが、木の根や岩盤が多くやや歩きにくいので、注意してください。
三段滝は、市内でも有数の美しい紅葉を楽しめる場所の一つです。色とりどりに染まる静かな森と、清冽な滝のコントラストはまさに絶景。滝が生み出すマイナスイオンを浴びるのはもちろん、大きな水音も心地よく響き、ヒーリングスポットとしての魅力を実感できるでしょう。
滝の手前の紅葉風景。
芦別市芦別(国道452号沿い、JR芦別駅前から車で約30分)
開園期間/4月27日~10月31日(冬季閉鎖)
問合せ/0124-27-7380(芦別市都市建設課土木係)