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長寿品種から新顔まで。ホクホク甘い芦別のカボチャ

ホクホク甘い芦別のカボチャ

芦別の6~9月の平均気温は、道内では高めの15度以上。農業に適した土地であることはデータに表れています。夏の暑い昼と涼しい夜のおかげで、カボチャも甘くなる芦別。しっとりおいしい長寿品種から、ホクホクした人気品種まで、多くの種類が作られていて、芦別農業の代表作物である「地域振興作物」として生産されています。


カボチャの収穫風景

お邪魔したのは「芦別市カボチャ生産組合」組合長の北川弘さん、幸子さんご夫妻の畑。ご自宅のすぐそばには、きれいな川が流れる抜群の環境でカボチャや米を作っています。収穫時期は終わりかけでしたが、大きくておいしそうなカボチャが、まだまだたくさん実っていました。


「今年のえびすは甘いよ!」と、大きな「えびす」カボチャを手に笑う組合長の北川さん。えびすといえばカボチャの長寿品種ですが、栗カボチャ系品種が主流になった今も根強い人気があり栽培を続けています。

寒暖差の大きな芦別の気候は、でんぷん質の多い野菜には特に好条件。芦別のカボチャがホクホクと甘い味わいになるのは、気候の良さと農家さんの努力のおかげです。

 今の人気品種は、ホクホクした栗カボチャ系の代表「くりふぶき」(トップ写真)。北川さんのカボチャは主に関西方面に出荷されています。煮つけで食べることが多く、必ずしもホクホク感を求められない関西での一番人気は、長らく「えびす」でした。ところが「くりふぶき」を出荷したところ思わぬ人気となり、翌年から作付面積を増やしたほどでした。

試験的に植えるものも含めて、多くの品種を育てている北川さん。ほかにも「味平」「坊ちゃん」など、多様な用途や好みに合うカボチャを数多く作っています。

芦別のカボチャは、市内では道の駅直売店をはじめスーパー等で購入することができます。

最後に、カボチャを料理するとき、硬い皮にひと苦労という方も多いのではないでしょうか。北川さんが、目からウロコのカボチャの扱い方を教えてくれました。

「丸のままのカボチャを割るときに包丁を使うと、手を切ったり刃が折れたりで危ないでしょ。だから、最初に硬い地面に落とせばいいんですよ。ヒビが入れば、包丁でも切りやすいからね」。

ぜひお試しあれ!


北川弘さん、幸子さんご夫妻

(左)北川弘さん、幸子さんご夫妻。(右)収穫したカボチャはまず倉庫でキュアリング(貯蔵)して糖度を上げ、出荷前には磨いてツヤを出します。

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